更に「南北の学生が熱い統一を念願し、会ったら必ず統一は来ると確信します(省略)。私たちは政府と熱心に戦っています。平壌の学生はどのように戦うかは分かりませんが、南北朝鮮の学生を統合したら、自主的平和統一は実現すると思います」
林秀卿を歓迎する人波が道を阻み、どれほど手を握ったのか、手首と手の甲に傷がひどくできた。彼女は歓迎の群衆の間をやっとすり抜けて来て、包帯に巻いた手を思いきり振った。
林秀卿は韓国でこの言葉はすなわち容共で、検挙の対象になるが、北の人民はこんなにたくさん集まって熱狂というよりも狂的に叫びながら歓迎する姿に非常に感動したようだった。
「このように北の同胞の統一に対する熱望が高いとは、本当に知らなかった。韓国国民は全て統一を望んでいるのに、願っていないのは現政府と米軍だけでしょう。今盧泰愚政権は統一という言葉だけでも発狂するでしょう」と語った。