林秀卿は北朝鮮に入国する時、灰色の短い半袖にベルトなしの青いジーパンという身なりだった。到着30分後にホテルの2階の接見室で公式記者会見を持った。当時筆者の感懐は特別で、記者会見場を思い浮かべてあの時の記憶を整理してみる。

筆者はアメリカから来た「同胞記者」と一緒に会見場に入場した。記者会見をビデオで撮影しながら、林秀卿に鋭い質問も出た。

(当時筆者が撮影したビデオの録画を修正せずに記載する)

筆者がまず質問した。「外信によれば韓国政府が全大協の北朝鮮訪問や海外旅行を基本的に遮断したというが、どうやって空港を利用して出国することができたのか。そして、どこを経由して誰の助けで平壌まで無事に到着したのですか」

林秀卿がさっそうと答えた。「韓国政府が水も漏らさぬほど厳重に出国阻止をしたと言いましたが、出国するのに大きな困難はなかったんです。日本の東京に行って数日間随分悩みました。しかし、決心して去った道を勇ましく進もうと、東ベルリンを経由して飛行機で今日到着しました」