北朝鮮で韓国ドラマの人気が急上昇している。韓国のテレビを受信しやすい黄海道(ファンヘド)では、韓国ドラマを直接録画して販売しているとのことだ。

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黄海南道(ファンヘナムド)海州(ヘジュ)在住のキム・チョルマン(仮名)さんは、デイリーNKの記者に対して「海州では韓国の電波がよく届くので、人々は韓国のテレビをこっそり見ている」と証言した。

さらに「一部の商人は、録画装置、ダビング装置を使って、韓流ドラマのコピーを大量に作って売ることも増えている」と語った。

海州は、韓国領のペンニョン島と海を挟んでわずか30キロのところにある。情報筋の話では朝鮮中央テレビより韓国KBSの方が受信状態がいい。

もちろん当局も手をこまねくいるわけではなく、ありとあらゆる手段を使って韓国のテレビを見させないように苦心している。

当局は海州を含めた黄海道、江原道などの住民が韓国のテレビを見ないように、テレビのチャンネルをハンダ付けで固定したり、リモコンのセンサーに銀紙を貼って封印する。

北朝鮮で人気の韓流時代劇「大祚榮」(画像:KBS)
北朝鮮で人気の韓流時代劇「大祚榮」(画像:KBS)

しかし、住民たちは、もう1つリモコンを買って見るので、チャンネル固定は何の効果もない。

キムさんは「海州で受信状態がいいのはKBSとSBS。MBCも時々映ることがある。KBSの大河ドラマ「大祚榮(テジョヨン)」を見たが、また見たくなって市場でCDを買った」「国境から北朝鮮に入ってくる韓流ドラマのCDもあるが、海州で作られているものも相当数あるだろう」と語った。

「ラジオはクリアに聞こえる。若い人の多くが韓国のラジオを聞く」 「誰も韓国のテレビを見ているとは言わないが、話をしているとすぐにわかる」 「40代以上はチャングムやファンジニ、大祚榮などの時代劇が好き」(キムさん)

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