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情報筋によると、都市は言うまでもなく農村でも周辺の土地が全て畑になっているため、わずかばかりの空き地に育つ草は、牛、羊、ヤギ、豚に与える飼い葉として刈り取られ、草が生えるすきがない。飼い葉に使えない固い草も、燃料用に全て刈り取られるという。

課題を達成するために、山奥まで草刈りに行く人もいる。数人1組で山道を歩き、数日かけて移動しながら草を刈る重労働だ。面倒な作業を嫌がって経済資金(労働に参加しない代価として支払う金)として1日5000北朝鮮ウォンを払って、済ませる人も多い。

北朝鮮は肥料不足問題を解決し、酸性化された土地を改良するため、毎年多様な生産計画を立て住民を動員してきた。草堆肥生産のほかにも、腐植土1トン当り尿素肥料50キロを混ぜて作る肥料の生産、焼いた土で作る焼土生産、腐植土生産など、年がら年中堆肥の生産が続く。