しかし開発は順調には進まなかった。北朝鮮内部の情勢不安と軍駐屯、莫大な建設費用などの問題で開発が再び中断。これを解決するため張成沢当時副委員長は2012年8月、中国を訪問し黄金坪経済特区開発の活性化と「中朝合同管理委」設置に合意、事業を再稼働させた。
張副委員長の訪中直後、中国は基礎工事のために8千万中国人民元(約140億ウォン)の国庫を投資することに決め、黄金坪開発史の受難が終わったかのように見えた。しかし今度は開発を陣頭指揮していた張副委員長が2013年12月に処刑され、同開発事業はいつ再開するか不透明な状態となった。
丹東で貿易業を営む某北朝鮮消息筋はデイリーNKに「黄金坪に経済特区ができるということで自由に往来もし商売もできると期待が大きかった。黄金坪経済特区の責任者だった張成沢が処刑された今は期待がなくなった」と伝えた。