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朝鮮半島では昔から春の端境期(春窮期)には食料が不足する。韓国では過去の遺物だが、食糧事情の劣悪な北朝鮮では端境期をどう乗り越えるかはとても重要だ。それで多くの従業員は提供されるおやつを家に持ち帰るのだという。北朝鮮の市場で売られている韓国製の「牛肉ラーメン」(画像提供:オットゥギ食品)

端境期とは関係なく供給され、美味しくて手軽に食べられるインスタントラーメンとチョコパイが市場でも人気を集めている。

工業団地の企業の幹部の中には、工場からおやつをくすねる人もいるらしい。また、幹部たちは一般労働者が何かミスを犯すと罰としておやつ抜きを宣言して、余ったおやつを懐に入れたりするようだ。

北朝鮮の労働者は韓国企業から受け取るおやつは、1日にインスタントラーメン1袋とチョコパイ3~4個。1日分だけでは量が足りないので、複数の人間が何日分かを集めて、くじ引きして当たった人が総取りする「頼母子講」のようなこともやっている。当たったらラーメンが5~7袋、チョコパイが15~20個ももらえるので人気がある。

ラーメンを売ってコメを買う

そうやって手に入れたラーメンとチョコパイを市場で売って現金化し、そのお金でコメや食材を買う。普段からおやつとして気軽に食べられるものではない。

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