農村住宅の建設も農地減少に拍車をかけている。咸鏡北道の別の住民は「新しい住宅は既存の家屋を壊して建て替えるのではなく、農地の上に建てられている」と明かす。農民を一時的に住まいから追い出せない事情があるためとされるが、その結果、農地が恒常的に削られているという。

住宅完成後には旧宅地を農地に戻す作業が行われるものの、重機不足のため手作業に頼らざるを得ず、さらにコンクリートのアルカリ成分の影響で耕作に適さないケースも多いとされる。

こうした状況に対し、「農地を使えなくしている元凶は当局そのものだ」との不満も噴出している。「これほど農地が失われているのに『新たな土地探し』をして何の意味があるのか」との声は、食糧問題の深刻化と政策への不信感を象徴している。