高位幹部出身の脱北者は「呉克烈は中央党作戦部長時代から外貨稼ぎに関与してきた。軍の要職にも就いてきたが、主に中央党外貨稼ぎ事業に携わってきた。呉克烈は長期間北朝鮮軍の後方軍需分野にも関与してきたため、軍需品関連の外貨稼ぎを主導している」と説明した。
世宗研究所のチョン・ソンジャン主席研究委員は「7日の労働新聞に張成沢国家体育指導委員会委員長が日本の参議院と面談したとのニュースがあったが、張成沢は写真一枚もないまま惨めな紹介方法だった。過去の彼の影響力なら一枚は写真があるだろう。韓国社会が考えるものより内部での地位は制限的」と指摘する。
さらに「故ファン・ジャンヨプ元労働党秘書は『金正日が張成沢を絶対に党秘書にさせるな』と話していたが、金正日時代からけん制されてきたことを物語っており、張成沢は党行政部長職から解任させられたと見られる。韓国政府当局でも彼の解任説を事実上受け入れている。行政部長職を解任すればパワーは弱まるしかない。現在は体育分野と外貨稼ぎを主に管掌しているようだ。彼は行政部長を担当しつつ国家公安機関の外貨稼ぎだけでなく、黄金坪開発関連の中朝協力を担当しているだけに、外貨稼ぎを管掌しているように思われる」と話した。