北朝鮮の青年組織「社会主義愛国青年同盟」の創立80周年記念大会が1月16日、平壌の金日成競技場で行われ、金正恩・朝鮮労働党総書記が出席し演説した。朝鮮中央通信が17日伝えた。

金総書記は演説で、青年同盟創立80周年を「朝鮮労働党第9回大会を目前に控えた今年最初の国家的行事」と位置づけ、次期党大会に向けた思想的結束と動員の重要性を強調した。そのうえで、青年同盟が建国以来、社会主義建設と祖国防衛の「先兵」として役割を果たしてきたと評価し、革命の継承者としての青年の使命を繰り返し訴えた。

大会では、青年同盟に対し国家最高勲章である「金正日勲章」が授与された。金総書記は自ら同盟旗に勲章を取り付け、「党と祖国の歴史に新たな功勲を刻み続けることを期待する」と述べ、青年たちに一層の奮起を呼びかけた。

演説ではまた、第8回党大会以降、農村や建設現場、困難な部門に志願する若者が相次いでいると紹介し、青年の献身を体制の強靱さの象徴として強調した。さらに、海外での「特殊軍事作戦」に参加した青年軍人にも言及し、忠誠心と犠牲精神を称揚した。

北朝鮮は例年、重要な政治日程を前に青年組織を通じた思想動員を強めてきた。今回の記念大会も、第9回党大会に向け、若い世代を体制支持の中核として再確認する狙いがあるとみられる。