一方、ロシアの対外協力事業を担うロソトルドニチェストボ(国際人道協力庁)のパベル・シェブツォフ副長官は最近のインタビューで、「北朝鮮向け無償留学生枠を今後さらに拡大する計画だ」と明らかにした。ロシア側によれば、北朝鮮の要請を受け、2024年に52人だった無償留学生枠は3倍以上に増え、2025年初め時点で約180人の北朝鮮学生がロシアの大学で学んでいるという。

ロシア当局は、これらの学生が主に技術・工学系を専攻し、極東連邦大学、イルクーツク工科大学、バウマン・モスクワ国立工科大学、カザン周辺の大学などに在籍していると説明する。北朝鮮とロシアは、教育協力拡大の一環として北朝鮮全土でロシア語を必修科目とし、平壌の「ロシア・ハウス」を拠点に文化・教育交流も強化している。

しかし国際社会では、こうした動きが「教育協力」の名を借りた制裁逃れの恒常的手段へと固定化する可能性に強い警戒感が広がっている。