北朝鮮の金正恩総書記（国務委員長）が17日、建設中の新義州（シニジュ）温室総合農場を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。

、朴正天（パク・チョンチョン）、金徳訓（キム・ドックン）、努光鉄（ノ・グァンチョル）、金才龍（キム・ジェリョン）、金勇帥（キム・ヨンス）の各氏、主要指導幹部らが同行した。

軍部隊の指揮官や白頭山英雄青年突撃隊員、設計関係者らが現地で総書記を出迎えた。9月18日の現地指導以降、各軍部隊と青年突撃隊は建築工事の大部分を終え、現在は総工事量の90％に達しているという。

金正恩氏は、温室区域や研究センター、西湖分場などを巡視し、設備の設置状況や環境整備を確認した上で、「この事業は地域経済の自立的発展を促すとともに、新時代の地方発展政策の正当性を実証する壮大な創造事業である」と強調した。

また、島の環境特色を生かし自然環境を効果的に活用した景観造成の重要性を指摘。人員と資材を集中して周辺整備や緑化、防風林造成を進めるよう指示した。さらに、道路設計・舗装に見られる偏向を批判し、建設の仕上げと経営準備、環境保護体制の強化など具体的な課題を提示した。