K牧師はタイルートを通した韓国入国までの期間が短期化する傾向にあると紹介。「過去、脱北者はタイ到着後、長くて4ヶ月以上は現地滞在を強いられた。最近は1ヵ月程度で韓国に入国できる。脱北者数の大幅な減少により行政処理速度が早まったためでは」と分析した。
タイに入国する脱北者数が大幅に減少した理由には、金正恩体制発足後、北朝鮮が中朝国境統制以外にも脱北者に対する取り締まり及び処罰を強化したためと思われる。韓国統一部によれば、昨年の韓国国内へ入国した脱北者数は1509人であり、前年対比(2706人) 55%の水準にとどまった。