北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が30日、咸鏡南道(ハムギョンナムド)楽園(ラグォン)郡浅海養殖事業所の竣工式に参加した。朝鮮中央通信が伝えた。

楽園郡浅海養殖事業所は、「朝鮮労働党中央委員会第8期第11回総会で決定された地方発展計画」に従って建設されている。金正恩氏は、今年2月に開かれた同事業所の着工式に出席するなど、注力している事業の一つである。

竣工式には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の委員と党と政府、武力機関の指導幹部をはじめ、地方発展20×10非常設推進委員会のメンバー、養殖事業所の従業員、家族らが参加した。

労働党中央委員会の朱昌日(チュ・チャンイル)部長が竣工の辞を述べた。

金正恩氏が竣工のテープカットを行り、養殖事業所を見て回った。

金正恩氏は、「養殖業においても要は種子であり、党の種子革命方針を一貫して堅持してこそ飛躍的な発展を遂げることができる」と述べた。

また、「平壌市をはじめ都市での文明創造運動が驚嘆すべきスピードで加速化しており、これはすなわち都市と農村間の格差を一日も早くなくそうとするわが党の地方発展政策の当為性と切迫さ、持続性を一層浮き彫りにさせる、この道はわれわれが祖国の繁栄と人民の幸福のために確かに進むべき道であり、必ずすべきことである」と述べた。