北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が1日、威化(ウィファ)島温室総合農場の建設場と島地区永久化堤防工事場を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)書記が同行した。努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相と建設に動員された軍部隊の指揮官、幹部らが現地で金正恩氏を迎えた。
2024年7月27日に起きた水害によって威化島の一部区域が浸水し、住宅、田畑など甚大な被害が発生した。
金正恩氏は、建設中の温室農場について、「われわれの偉業の尽きない発展力に対する一大示威になる」と述べた。
一方、「鉄道駅を貨物駅としての機能を全く遂行できない旅客駅に設計したことだけを見ても、いまだわれわれの幹部らが経済的計算と論理的思考もなしに機械的に、受動的に仕事をしていることを示す」としながら、「建設で現れている一連の偏向」を指摘した。
金正恩氏は、新義州(シニジュ)市と義州郡の島地区永久化堤防工事の状況を視察し、「ここの住民が宿命のように見なしてきた水難は今や昔話になった」と述べた。
そのうで、「首都平壌の大同江畔に劣らないプロムナードと川岸公園まで形成されているので、まことに大変革だ」と大いに喜んだという。
