ウクライナの情報機関が、北朝鮮が今後ロシアに向けて 2万5000人から3万人の兵士 を追加で派遣する見通しを示した。
3日のNHKの報道によると、ウクライナの情報機関の当局者は同局の取材に対し、「北朝鮮は、ロシアのウクライナ侵攻支援の一環として、今後数万人規模の兵士を追加派遣する可能性がある」と明らかにした。
韓国の情報機関によれば、これまでに北朝鮮から派遣された兵士は少なくとも 1万5000人 に達するとされており、報道が事実ならば、北朝鮮からの派兵規模は数万人に達することになる。
一方、アメリカのCNNは、やはりウクライナの情報機関の見方として、「北朝鮮兵は、ロシアが占領を続けるウクライナ領内に投入され、直接戦闘に参加する可能性が高い」と報じた。北朝鮮軍はこれまで、ロシアと結んだ包括的戦略パートナーシップ条約を根拠に、ロシア領内に攻め込んだウクライナ軍を撃退するとして戦闘に臨んでいた。
(参考記事:「北朝鮮兵は倒れるまで殺戮を続けた」ウクライナ軍将校がクルスクで見たもの)
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面今後も、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナの東部と南部の4州をロシア領とみなし、同様に正当性を主張すると見られるが、ロシアによる侵略に対するより本格的な加担であるとの非難は免れないだろう。