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最近は市場を通してラジオが住民に急速に拡散しており、国家安全保衛部は非常事態となっている。乾電池式で小型なため布団の中でイヤホンでラジオ聴取すれば摘発は難しい。保衛部員も手に負えずにいるため、韓国のニュースなど外部情報が住民の間に急速に伝わっている。市場で売られている中国製のラジオは、カセットプレイヤー機能とAMラジオに対応している。

住民たちは、情報の信憑性確認のために「誰が言っていたのか、どこから聞いた情報か」と聞くと「モルラ」(몰라)と答える。これは「知らない」という意味の朝鮮語と「隠れて聞いたラジオ」(몰래라지오)の略語。最近まではこの一言でお互いに確認をとっていたが、今はラジオを通した情報入手が一般的になり、このような問答もしなくなってきた。

内部情報筋は最後に「北朝鮮が先月21日に発令した全国単位の空襲警報の時や、その前の住民疎開訓練の時も工場労働者は仕方なく避難所に移動した。一方、情勢を把握している一部の住民は家の中で静かに待機していた。最近は当局の命令にいちいち答えていると定見のない奴と非難されることもある」と話した。