北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が4日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)特殊作戦部隊の訓練を指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央委員会の朴正天(パク・チョンチョン)書記(党中央軍事委員会副委員長)をはじめ、党中央委員会の幹部が同行し、現地では努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相、李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長、特殊作戦部隊の指揮官らが、出迎えた。
金正恩氏は、特殊作戦部隊の「総合戦術訓練と狙撃兵器射撃競技」を見て、「戦場で勝利を保証する実戦能力は強力な訓練の中で打ち固められる、銃を取った軍人にとって戦闘準備の完成はすなわち国家と人民への第1の愛国心、忠誠心であり、第1の革命任務であるとし、全ての将兵が一心同体となり、同じ思想、同じ意志をもって肩を組んで戦う強い軍隊につくることを軍建設の中核目標としてとらえていくべきだ」と強調した。
また、「特殊作戦武力を強めるのは現在、わが軍の建設戦略の主要構成部門であるとし、特殊作戦能力を高度化するための一連の重大措置を取るための重要課題を示した」という。
金正恩氏は、自動小銃射撃訓練と狙撃兵小銃射撃訓練を指導し、新型狙撃銃の試射を行い、その結果を確かめ「朝鮮式に開発された狙撃兵小銃の性能と威力に大きな満足の意を表した」という。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は、戦闘員たちの総合特殊体育訓練を見て、「敵撃滅の闘志と英雄的気概が歴々と脈打つ訓練を見ながら、愛国的熱情と戦闘的勇猛に満ちた特殊作戦武力の将校と兵士を温かく鼓舞・激励した」という。