北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が労働省休養管理局の温堡(オンポ)勤労者休養所の新設工事を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮労働党中央委員会の李煕用(リ・フィヨン)、金才龍(キム・ジェリョン)氏らが同行した。
同通信によると、金正恩氏が2018年7月に咸鏡北道(ハムビョンブクト)を現地指導した際、鏡城(キョンソン)郡の温堡休養所を、「総合的な文化休息拠点、治療サービス拠点」として新設するように指示したという。
金正恩氏は、建設状況を具体的に確認し、「建築工事はもちろん、その運営の準備においていささかの欠点もあってはならない」としながら、「一連の偏向とその対策問題を明らかにした」という。
また、「わが人民が優れた社会主義施策の恩恵の下で文明の実体を思う存分体験し、健康増進を図るように国の名山、名所に美しい自然景観とよくマッチした人民の文化休養地と療養所を近代的に立派に整え、総合的なサービス施設もより多く設けて、それが文化的進歩の拠点に、勤労人民大衆の生活漸進につながるようにするのがわが党の意図である」と述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面そのうえで、「党創立80周年を迎える意義深い今年に温堡勤労者休養所を立派に建設して人民に贈ろう」と述べた。
金正恩氏は、咸鏡北道塩盆津(ヨムブンジン)海洋旅館の建設に関する重要課題も示し、「追加予算の支出と労働力の編成をはじめ、温堡勤労者休養所の工事と塩盆津海洋旅館の工事の完成のための具体的な事業計画および建白書を現地で決裁し、その実行に関する手配を行った」という。