同通信の報道全文は次のとおり。

敬愛する金正恩総書記が主体的革命武力の最高軍事・政治学園である金日成政治大学を訪問

【平壌２月２５日発朝鮮中央通信】百戦百勝の朝鮮労働党が導く富国・強兵の聖なる道程で英雄的朝鮮人民軍特有の革命観と確たる愛国精神、無比の戦闘力が未曽有の伝説的偉勲によって誇示されている時期に、その剛勇な歩みに大きな推進力を増す偉大な指導の足跡がわが軍の政治的・思想的強大さの発祥地、強兵建設の戦略的とりでに印された。

朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が２月２４日、主体的革命武力の最高軍事・政治学園である金日成政治大学を訪問した。

夢にもお会いしたかった偉大な師、偉大な総帥を創立８０周年に当たる歴史的な年に校庭に迎える夢のような栄光の時刻を前にした大学の全ての教職員、学生、直属区分隊の軍人は、限りない感激と歓喜に包まれていた。

金正恩総書記が到着すると、卓越した軍建設思想と精力的な指導でわが革命武力の輝かしい沿革を永遠なる百戦百勝と名誉へ導き、思想第一主義で強兵建設の新しい転機を力強く開いていく希世の天が賜った名将を仰いで表する人民軍将兵の最大の敬意が嵐のような「万歳！」の歓呼の声となって噴出した。

金日成政治大学は、国家元首を丁重に迎えた。

金正恩総書記は、学長の迎接報告を受け、栄光の軍旗に戦闘的敬意を表した。

大学の教育活動家と学生が限りない敬慕の念を込めて芳しい花束を金正恩総書記に差し上げた。

金正恩総書記は、熱狂の歓呼に答礼し、権威ある軍事・政治学園で不屈の革命精神と目覚ましい教育・科学成果をもってわが軍の思想的精鋭化のための聖業を頼もしく裏付けている教職員たちと将来の有望な政治活動家にしっかり準備している学生たちに温かいあいさつを送った。

朝鮮労働党中央軍事委員会の副委員長である党中央委員会の朴正天書記、朝鮮民主主義人民共和国の努光鉄国防相をはじめとする朝鮮労働党中央軍事委員会の委員たちが同行した。

大学の偉大な名誉と勲功が記された軍旗を翻しながら、教職員と学生の分列行進が行われた。

金正恩総書記が、主体的強兵建設史に特記すべき綱領的な演説を行った。

金正恩総書記は、長きにわたる歳月と歴史の変化の中でも、わが軍の政治的・思想的品格が軍創建世代に、祖国と人民に終始一貫堂々として忠実であったのは革命的武装集団の継承性を保証する要の位置で、その役割を堅実に遂行してきた金日成政治大学の功績を抜きにしては考えられないとし、偉大な転換と変革の新時代に大学の名声が誇りとして輝き、その存在感が非常な意味で浮き彫りになるのは、大学が党の思想で一色化され、党の指導に絶対忠誠をもって従う革命強兵の根本を守る所であるためだと述べた。

金正恩総書記は、主体的建軍史の過去と現在にわが軍の武装は劇的な対照を成すが、それに装填した思想だけは変わっておらず、思想第一主義の威力がことごとく検証される革命闘争の道程で金日成政治大学はその使命と本分を守ることに限りなく忠実であったとし、創立のその日から長々８０年間、共産主義的人間を多く育成し、わが革命偉業の継承を防衛することに大きな寄与をしてきた大学の栄えある沿革について感慨深く言及した。

金正恩総書記は、わが党はいつも人民軍が立てる英雄的偉勲の傍らでその崇高な精神と勇敢さを培養させる政治活動家たちと共に彼らの母校を思い浮かべている、栄光の軍旗を生命のごとく心に刻み付けて祖国の呼び掛けなら苦難にも犠牲にも笑顔で立ち向かう無比の忠実性と英雄主義をわが軍固有の品格として高く浮き彫りにしているのは、いかなる学術的権威や教育・科学の成果にも比べられない大学の最も立派な功績であると評価し、党の強兵育成偉業のためにささげた教育者たちの労に敬意を表した。

金正恩総書記は、最も正義の偉業、最も正義の国家、最も正義の人民を守っているわが軍は当然、世界で最も強い軍隊になるべきであり、この重要な歴史的使命、重い責任のためにわが革命武力が揺るぎなく固守、強化すべき第一の威力と優勢は他ならぬ党の軍隊、人民の軍隊としての政治的・思想的、精神的・道徳的優越性であると強調した。

金正恩総書記は、どの世紀、どの国でも武装力の２大要素として軍人と兵器を挙げるのが定説に固まってきたし、２１世紀に至る今日まで武力建設と戦争の道程において軍事技術中心論を唱えることから脱皮できなかったことについて指摘し、歴史的に見ても、現代戦争を考察してみても、軍隊の思想建設を無視した軍事技術中心論の制約を実践的に如実に目撃することができると述べた。

金正恩総書記は、軍隊の思想的・道徳的優越性はすなわち軍隊の質的優勢であることは厳然たる哲理であることを強調し、軍隊を軍事技術的に武装させるのに先立って思想的に武装させるのが軍建設において中核になるとし、軍人と兵器、思想を武装力の３大要素と見なす新しい見解を披歴した。

金正恩総書記は、思想のない武装は鉄の塊に過ぎず、軍隊の政治的力量を優先的に、質的に強化するところに強兵建設の基本方途があるというのが、われわれが今一度明白に下す結論であるとし、このことからわが軍の建設方向は変わることなく優先的に徹底した政治・思想強兵化、道徳強兵化を優先させて戦闘隊伍を絶えず精鋭化し、その次に核戦力を含む全ての領域の軍事技術装備の高度化を実現することになるべきであると明らかにした。

金正恩総書記は、世界の激変の中で建国初めての変革闘争を展開しているこんにち、国家戦略構想と政策遂行に寄与するわが軍の役割はいつにもまして非常に重要な位置を占めていると指摘し、わが軍がより重くなるその使命と役割を立派に果たすには党の路線と政策を貫徹するための軍事活動の場でいつも思想の力を百倍にするために猛活躍する政治活動家が居なければならないと強調し、わが軍の政治的力量をしっかり裏付けなければならない最高軍事・政治学園としての金日成政治大学の重要な使命と役割に言及した。

金正恩総書記は、軍人に対する教養者の位置に立っている政治活動家の間で党中央の要求と期待に追いつけずにいる一部の偏向が現れていることと、その原因を分析し、軍隊の政治的・思想的、精神的・道徳的準備をさらに完成するための闘いで大学の教職員と学生が遂行すべき諸般の課題を具体的に明らかにした。

金正恩総書記は、朝鮮革命の将来性に直結している大学の重要な位置と任務に照らして、わが軍の最高政治学園は当然、大学の上の大学になるべきであるとし、大学の教育条件と環境を完全に一新させようとするわが党の確固たる意志を披歴した。

金正恩総書記は、わが党の政治・思想強兵化路線貫徹の基本拠点であり、わが軍の英雄主義を培う原種場である大学がその本道にさらに忠実であるとき、わが革命武力は一層強化され、不抜の威力は絶えず倍加されるであろうとし、英雄的朝鮮人民軍の不朽の尊厳と栄光がその聖なる血脈と百戦百勝の伝統を千年、万年へとつなぐようにする金日成政治大学とともに万代に輝くであろうと確言した。

金正恩総書記が演説を終えると、全ての参加者は非凡な思想的・理論的英知と深遠な洞察力、卓越した論述でわが革命武力を思想的に一層精鋭化され、戦闘力において最強である百戦必勝の前衛隊に強化し、発展させていける進路が明示された軍建設の独創的な革命学説に接した限りない感激によって熱狂的な歓呼の声を上げた。

金正恩総書記は、朝鮮労働党建設研究室、教育情報総合制御室、教育成果展示館をはじめとする大学の各所を見て回った。

金正恩総書記は、祖国と人民の運命と未来のためになくてはならない貴重な存在がわが軍であるなら、わが軍のためになくてはならない貴重な存在はまさにここの政治大学であり、ここで忠実に服務する教育者と活動家であると誉れ高く評価し、大学が全ての世代の政治活動家を一様に手入れし育て、全軍にわが党の赤い思想を絶え間なく武装させる有能な政治活動家を輩出しているので、わが軍が政治的・思想的に賢実で戦闘力において最強であると改めて強調した。

金正恩総書記は、学生たちの党政治活動方案に関する討論も聴取し、大学で学生をわが党の主体的軍事思想と理論、われわれの方式の戦法に精通し、異なる戦闘状況に応じて党政治活動を巧みに展開できる政治活動家に、全軍の思想的・精神的精鋭化と戦争準備の完成を強力に促す有能な政治活動家に育成するための貴重な教示を与えた。

金正恩総書記は、大学の全ての教師が教育者になる前に革命家になるべきであるということを実践と実力、人格において党と教え子に検証させることと、信念化された忠誠と純潔無垢の愛国心、完璧な教育者の能力と科学理論的権威をもって党政治活動家育成事業の革新と発展に真に寄与することについて強調した。

敬愛する金正恩総書記は、大学訪問を記念して教職員、学生と意義深い写真を撮った。

金正恩総書記が撮影場に姿を現すと、全ての参加者は自ら大学を訪れて革命軍隊の政治活動家養成の新しい転換期を力強く先導していける不滅の大綱を与え、代を継いで末永く伝えるべき愛と恩情を施す親しい慈父を仰いで限りない感謝のあいさつをささげた。

金正恩総書記は、学習と軍務生活で模範的な学生たちに会って温かく激励したのに続いて、全ての教職員、学生と共に建軍史に不滅のシーンを残した。

金正恩総書記は、大学の教職員と学生はわが党が最も信任し、その役割に特別に大きな期待をかけている中核の中の中核革命家であるとし、全ての教職員と学生が誰よりも朝鮮労働党の精神と息吹が全身に深く染み入んだ真の革命家になって自らの立派な役割によって革命軍隊の礎石となり、柱となるものとの期待と確信を表明した。

敬愛する金正恩総書記は同日、金日成政治大学と姜健総合軍官学校の教職員、学生間のスポーツ競技を観戦した。

人民軍の権威ある教育機関間の試合は、サッカーとバレーボールに分かれて行われた。

激しい攻防戦が続いたサッカー試合は１―１の同点を記録し、ＰＫ戦で勝負をつけた。

サッカーでは、政治大学が総合軍官学校に総合成績５―３で勝った。

バレーボール試合も、政治大学が相手を３―１で下して終わった。

全ての参加者は、一日中貴重な時間を軍事教育戦士たちと共に過ごし、英雄的朝鮮人民軍の最強の政治的・軍事的威力を一層打ち固める上で聖なる本領を全うするよう温かく激励する金正恩総書記に最大の敬意を表し、絶対的な忠誠と特出した教育成果をもって偉大な党中央の思想と指導に従っていく鉄の意志を固めた。

敬愛する金正恩総書記が軍政治教育の最高学府に印した偉大な指導の足跡は、偉大なわが党と国家、人民の誇りであり、力の象徴である英雄的朝鮮人民軍が世紀をついで継承してきた政治・思想強兵、道徳強兵の輝かしい栄誉を百年、千年の絶対的威勢につなぎ、いかなる敵も、いかなる挑戦も一撃のもとに圧勝する強大無比さを一層万般に固められる威力ある思想的・理論的指針を与えた歴史的な歩みとして歴史に末永く輝くであろう。－－－