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一方、李英鎬氏は軍内の派閥形成や夫人の麻薬取引きに加担するなど、「反党・反革命分子」的な行動により粛清されたと、日本の毎日新聞が同日報道した。

同紙は中朝貿易関係者の話を引用する形で「北朝鮮労働党は軍総参謀長の座から解任した李英鎬を10月中旬、『反党・反革命分子』と決定した事実を中堅幹部らに告知。その後一般住民にも李英鎬が軍内の派閥を形成する『軍閥主義』に陥り、夫人が麻薬取引きを行うなどの理由で解任されたと説明した」と報道した。

北朝鮮に詳しい中国の情報筋も「最近、北朝鮮の兵士から『李英鎬氏の思想が悪いため粛正された』と聞いた。特に『金正恩体制となってから、軍内部で忠誠心競争だけでなく派閥争いも多発している』と話していた」と伝え、「北朝鮮の軍部内で李英鎬派と反対派との対立が深まっている。また金正恩氏による軍部掌握のための粛正作業が日常化しており、今後もその状態が続くと思われる」と強調した。