北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が29日、娘を伴って葛麻(カルマ)海岸観光地区で竣工した複数のホテルとサービス施設を視察した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は、「葛麻海岸観光地区は見れば見るほど壮観だ、本当に美しくて壮快な風景だとし、ここにある主要サービス拠点は国家の重要な対外活動や政治・文化行事も立派に主催できるほど高い水準で築かれた」と満足した。
また、「わが国は世人がうらやむほど豊かで多様な観光資源を有しており、観光業の発展において必須の政治的安定と制度的優越性、物質的・経済的条件が完備している、このように有利な条件と環境を積極的に活用して観光業を発展させれば、社会主義文化建設の新たな領域を開拓するとともに、地方の振興と国の経済成長を促すもう一つの原動力を持つようになるだろうと述べた。
そのうえで、「葛麻海岸観光地区の建設は国の観光産業を画期的な発展工程に乗せる上で意味の大きい重要な第一歩になる」としながら、「美しいわが祖国の海辺の情緒がこもっている葛麻海岸観光地区が、わが人民と世界の多くの国の友人らが好んで訪れる朝鮮の名勝、世界的な名所としての魅力的な名声を馳せる」との確信を表明した。
葛麻海岸観光地区は、2025年6月にオープンする予定だと同通信は伝えた。