北朝鮮の東海岸、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)で28日、新設された浅海養殖事業所の竣工式が行われ、金正恩総書記が参加した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は演説で「わずか5カ月前までも松林と白い砂原だけであったここで、地方変革の特色のある創造物として建設された新浦市浅海養殖事業所の竣工を宣言する感激的な時刻を迎えた」とし、事業所の建設がきわめて短期間で行われたことを明らかにした。
また「わが国は海岸線が長くて海を控えている市・郡が少なくないし、わが国の海はきれいで生態条件が非常に優れている、この有利な条件を活用して海岸地域で海面養魚と養殖を大々的に行うべきだ」と指摘。つづけて「古くから屈指の漁場都市として有名であった新浦市で大規模養殖の新しい経験が創造されたのは、今後、浅海養殖を主な領域にして国の水産業を再建し発展させることができるという確信を与えている」と述べた。