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北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が22日、ベトナム社会主義共和国のルオン・クオン氏が同国の国家主席に選挙されたことに対して祝電を送った。朝鮮中央通信が伝えた。

前任のボー・バン・トゥオン氏は2023年3月に国家主席に選挙されたが今年3月に解任された。5月からベトナム共産党のトー・ラム書記長が兼務していたが、人民軍大将のクオン氏が異例の昇格となった。

金正恩氏は祝電で、「新たな高い段階に上がった両党、両国の立派な友好・協力関係が両国人民の志向と念願に即して今後、より強固になり、発展する」との確信を表明した。

前任の前任のグエン・スアン・フック氏(68歳)は、首相在任中の汚職事件の責任を問われて1月の臨時国会で解任された。ボー・バン・トゥオン氏(52歳)はベトナム共産党の最高指導部に当たる政治局のメンバーのなかで最年少であり、世代交代が進んだ形だ。
グエン・スアン・フック氏(68歳)は、首相在任中の汚職事件の責任を問われて1月の臨時国会で解任された。ボー・バン・トゥオン氏(52歳)はベトナム共産党の最高指導部に当たる政治局のメンバーのなかで最年少であり、世代交代が進んだ形だ。

ベトナムでは、13年以上最高指導者を務め7月に死去したグエン・フー・チョン氏が反汚職運動を推進した影響で、政治家や高官の事実上の更迭が頻発。国家主席の適格者が見当たらない事態となり、軍出身のクオン氏が異例の昇格となった。

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金正恩氏は祝電で、「両党、両国間の伝統的な友好・協力関係が共通の社会主義偉業と両国人民の利益に合致するよう強化され、発展するもの」との確信を表明した。