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北朝鮮の建設事業は、外部からはその実体がわからないが、内実はトンジュとブローカーによって進められている。金正恩氏が提唱する平壌10万戸建設事業も、同様と推測されることから、住民からは「ブローカーいなければ、国家経済は止まる」と言われるほどだ。

北朝鮮当局、建設工事は各工場企業所と突撃隊に任せる。形式的に、セメント、鉄鋼などを調達する建材確保計画は、一応決めるが計画どおり確保・調逹されることはほとんどない。

そもそも建材工場が、賄賂を通じて資材を提供するため、工事を進めるためには、ブローカーの役割が重要になってくる。ブローカーは建設を引き受けた企業所の内部事情を詳細にリサーチし、トンジュと繋げて利益をあげのだ。

一方、トンジュは、建設に必要な経費の一部を投資。見返りとしてマンション分譲権を受け取る。一棟の高層マンションに、3、4人のトンジュが投資するケースが多く、最も多く投資したトンジュが、一番いい階層(3,4階)を分譲権をもらいうける。1つの階に普通4世帯分が建設され、7千ドルを投資すれば、3,4階の2世帯分の分譲を受けることができるのだ。