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1994年の金日成死亡100日追慕大会以降に撮影された高ヨンヒの活動映像や写真が収録されている。彼女は、この頃から金正日の軍や企業所に対する現地指導に随行し始め、人民軍音楽会などの公開行事にも参加しだした。1994年の金日成死後以降から公開的な国母(朝鮮の母)的役割を担ってきたと知られている。高英姫は1952年生まれで当時42歳だ。

また、1998年3月、高ヨンヒが金正日と一緒に彼の生母である金正淑の遺跡地、咸鏡北道会寧市を訪問する場面が登場する。ナレーションでは康盤石、金正淑を称えつつ、その伝統を高英姫が受け継いでいると説明する。さらに高ヨンヒのことを偉大なる母と表現し、その息子である金正恩が白頭血統を継承する偉大なる領導者であることを宣伝している。

映画の後半部では、高ヨンヒが50回目の誕生日を祝う祝賀会(2002年)で自ら祝辞を読む場面が登場し、高ヨンヒの肉声がそのまま聞くことが出来る。彼女の声が外部に公開されるのはこれが初めて。

高ヨンヒは、祝辞を通して「将軍様と共に喜びも栄光、悲しみも栄光、試練も栄光と思い過ごしてきた30年の歳月を振り返り、人生で最も高貴で力強いものとは何かと考えてみました」と話している。