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同通信の報道全文と決定書に関する報道はそれぞれ次のとおり。

朝鮮労働党中央委員会第8期第22回政治局非常拡大会議

【平壌7月31日発朝鮮中央通信】最近、平安北道と慈江道をはじめ一部の地域で洪水と豪雨による重大な被害が相次いでいることを受けて、早急な復旧対策を立てるための朝鮮労働党中央委員会第8期第22回政治局非常拡大会議が7月29日から30日まで、平安北道新義州市の被災地現場で行われた。

金正恩氏が労働党政治局非常拡大会議に出席した(2024年7月31日付朝鮮中央通信)
金正恩氏が労働党政治局非常拡大会議に出席した(2024年7月31日付朝鮮中央通信)

会議の招集に先立って、敬愛する金正恩総書記は内閣総理と党中央委員会の書記らと共に浸水地域を見て回った。

鴨緑江の下流に位置した新義州市と義州郡では、およそ4100余世帯の家屋とほぼ3000ヘクタールの耕地をはじめ、数多くの公共の建物と施設物、道路、鉄道が浸水する被害を受けた。

金正恩総書記は、地形地物が見分けられないほど深く浸水した地域を見て回りながら深い懸念を表し、最短期間内に復旧に関する国家レベルの強力な対策を講じて人民により立派な生活の基盤を与える決心を披歴した。

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政治局非常拡大会議には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員と政治局委員、委員候補が出席した。

電力、鉄道、通信、農業部門をはじめ被害復旧に関連する部門の責任幹部がオブザーバーとして参加した。

敬愛する金正恩総書記が、会議を司会した。

金正恩氏が労働党政治局非常拡大会議に出席した(2024年7月31日付朝鮮中央通信)
金正恩氏が労働党政治局非常拡大会議に出席した(2024年7月31日付朝鮮中央通信)
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敬愛する金正恩総書記は、ここ数日間に複数の地域で同時多発的に洪水の被害が発生し、さらに拡大しうる危険が造成されたことを受けて、被害防止および復旧対策を討議するために非常拡大会議を招集したと想起させ、現在までまとめられた全国的および地域別の洪水の被害状況に詳しく言及した。

金正恩総書記は、被害発生の初期から行ってきた当該地域と各級機関の救済対策および復旧活動状況に対する評価を下し、成果と欠点を分析した。

金正恩総書記は、国家的に非常災害危機対応に関連する指導体系が立てられているとは言え、統一的な指揮がまともに行われなかったため、初期に優に最小化できる災害危険が増幅した問題、過去洪水の被害を受けたことのない道・市・郡が災害防止活動を慢性的かつ観照的に対した結果、無力にも災難に見舞われる結果を招いた問題など、現れた弊害をいちいち列挙し、党と国家が付与した責任重大な職務の遂行を甚だしく怠って許せない人命被害まで発生させた対象を厳しく処罰することを提起した。

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敬愛する金正恩総書記は、今この時刻も人民は党を信じてこの会議を注視していると述べ、人民の期待と彼らに対して担った重要な使命を重く自覚して一日も早く被害を克服するための全ての措置を強力に、綿密に講じなければならないと語り、そのための綱領的課題と方途を示した。

金正恩総書記は、被災地の住民の生活を早急に落ち着かせるために非常災害用の備蓄物資を緊急供給するための対策を立て、内閣と当該の省、中央機関もこの活動に積極的に取り組まなければならないと強調した。

金正恩総書記は、道別の被害状況と損失を正確に調査し、それに基づいて復旧建設の規模や労働力、予算などを科学的に見積もる問題、中央と地方の設計陣を直ちに動員し、設計を先行させて復旧戦闘で迅速さを保障する問題、建設陣を早急に派遣し、資材の保障と円滑な輸送を実現する問題など、被害復旧のための実務的問題に具体的に言及した。

金正恩総書記は、今後、災害性気象による追加の被害を徹底的に防ぐべきだと述べ、気象予報部門は予報を責任を持って行い、全ての部門、全ての単位は最大に自覚して被害を予防するための準備を抜かりなく整え、特に人命被害が絶対に出ないようにすることを強調した。

金正恩総書記は、災害発生の際に救助作業に動員できる必須救助装備と機材を早急に備蓄するための活動を強く推し進めなければならないと述べ、そのための重大措置を発表した。

敬愛する金正恩総書記は、政治局のメンバーをはじめとする会議の参加者が義州郡の罹災民が臨時に生活しているテントを訪れて生活状況を実際に見ながら自分の責任を重く感じ、彼らを慰安し励まして率直な声を聞き、復旧に関する具体的な対策案を深く研究して政治局に提起するよう強調し、非常拡大会議の1日目の会議を終えた。

2日目の会議が7月30日に行われた。

政治局会議では、洪水の被害を早急に復旧することに関する決定書草案を研究した。

政治局非常拡大会議では、参加者の研究結果と意見を追加反映した決定書「平安北道と慈江道の洪水の被害を早急に復旧することについて」が全員賛成で採択された。

政治局会議では、党中央委員会組織指導部の前第1副部長である李煕用を朝鮮労働党平安北道委員会の責任書記に、朝鮮労働党平安北道委員会の朴成哲責任書記を朝鮮労働党慈江道委員会の責任書記に、党中央委員会軍政指導部の方頭燮第1副部長を社会安全相に任命した。

敬愛する金正恩総書記は会議を終えながら、われわれは危機に一度や二度直面したのではない、そのつどわれわれは危機にいつも勇敢かつ攻勢的に臨んで常に奇跡だけを生み出した、党の指導があり、党に忠実な軍隊と人民が存在する限り、不可能なことはないと述べ、再び危機を乗り越えて力強く立ち上がり、奇跡的な成果を収めようと熱烈に呼びかけた。

朝鮮労働党中央委員会第8期第22回政治局非常拡大会議は、わが国家の災害防止および管理能力の建設を新たな高い段階に押し上げる転換的契機に、人民の利益を最優先、絶対視し、人民のために滅私奉仕するわが党の聖なる使命と人民的性格を改めてはっきり誇示した重要な政治的出来事としてわが党の歴史に末永く輝くであろう。---

党政治局決定書「平安北道と慈江道の洪水の被害を早急に復旧することについて」を採択

【平壌7月31日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会政治局は、国家的な総力を集中して鴨緑江の下流に位置している平安北道の新義州市と義州郡の島の地域と一部の浸水地域を復旧し、そこに近代的な住宅を建設し、慈江道内の破壊された道路と鉄道、公共施設を早急に復旧するために7月30日、決定書を採択した。

決定書には、次のような内容が反映されている。

国家的に力量を総集中して被害復旧活動を強力に推し進めるようになる。

そのために、平安北道と慈江道の被害復旧のための被害復旧司令部を各々組織し、それに設計と施工、資材の供給をはじめとする必要な参謀部署と政治部を設けて党中央委員会と内閣、省、中央機関、武力、軍需部門、当該の道の必要な活動家を網羅させるようになる。

人民軍部隊と白頭山英雄青年突撃隊が新義州市と義州郡の被災地に4400余世帯分の近代的な住宅を建設するようになり、平安北道は人民軍との協同で島地域の堤防を永久的に堅固に築き上げる活動を司るようになる。

人民軍が慈江道の被害復旧戦域に急派され、各道は党員連隊を組織して平安北道と慈江道内の被害の大きい市・郡に派遣し、その一部が両江道の被害復旧にも動員されるようになる。---