人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

南浦(ナムポ)市江西(カンソ)区域に住む住民は、「ゴルフ場には武装警備兵が立っており、一般人は近づけない」「周囲にある太城湖もゴルフ場区域と一般区域を分けているが、水の中には網、水上には鉄条網を張って区切っている」と証言した。

1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のころ、この湖で魚を釣っていた住民が警備兵に射殺される事件が起き、それ以降、人々は怖がって近づかなくなった。

「現地住民にとって、ここは不用意に入ると銃で撃たれて死ぬかもしれない恐怖の場所だ」(住民)

(参考記事:障害のある女性が犠牲…金正恩「汚れた英雄」の猟奇的行為

北朝鮮当局は、外国人観光客の本格的な受け入れ再開後に、観光の目玉の一つとしたいようだ。金正恩氏は、リゾートホテルが林立する元山葛麻(ウォンサン・カルマ)海岸観光地区の建設事業の現地指導したと、18日の朝鮮中央通信が報じているが、国際社会の制裁に晒されている北朝鮮にとって、観光業は制裁にひっかからずに外貨が稼げる有力な産業だ。

コロナ前には数多くの中国人観光客が押し寄せ、オーバーツーリズムの様相を呈していた。しかし、中国人観光客の北朝鮮への関心はすっかり薄れたと言われている。また、ゴルフのプレー料金も決して安くはなく、観光の目玉になるのは期待薄だろう。