人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

昨年北朝鮮で幹部用に制作された「高ヨンヒ記録映画」が、北朝鮮当局によって回収され出していると内部消息筋が8日伝えた。金正恩第1書記の実母を偶像化するための同映画が、住民の間で拡散し、高ヨンヒ氏をめぐるデマが発生することを懸念しての処置と思われる。

平壌の消息筋は同日のデイリーNKとの通話で、「金正恩同志の母親(高ヨンヒ)の記録映画がUSBを介し一般住民にまで広まり、国家は大々的な回収作業に乗り出した。幹部たちにまず配布し映画の内容を評価させてから、一般住民に対する政治教養対策を立てる計画だったが、すでに一般住民に同映画に対する噂が広まってしまい、仕方なく更なる拡散を防ぐための対応では」と説明した。

「偉大なる先軍朝鮮の母」という題名のこの映画は90分の長さで、労働党宣伝扇動部講演課が主管となって昨年の下半期に制作されたという。

ファーストレディー「高ヨンヒ」

金正恩の成長と指導者訓練過程における高ヨンヒの役割を描写した内容が中心で、高ヨンヒが生前に金正日総書記の軍部隊訪問に同行しては軍人たちの苦労話に耳を傾けたり、除隊後の入党保証を受け持つなど、ファーストレディーの役目を果たす姿などの場面も挿入されている。