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北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会の金与正(キム・ヨジョン)副部長が7日、米韓軍による合同軍事演習に対して「情勢激化の挑発的行動」だと非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

韓国政府は、北朝鮮が5月末に汚物風船を韓国側に飛ばしたことを受けて、2018年の南北軍事合意の効力をすべて停止した。そのうえで、韓国軍は6月26日、海上での射撃訓練を7年ぶりに実施。今月2日には、軍事境界線付近で6年ぶりにK-9自走砲などを使った砲撃訓練や射撃訓練を再開した。

金与正氏は談話で、「わが国家の門前で露骨に繰り広げる敵の戦争演習は何によっても弁解できない明白な情勢激化の挑発的行動である」とし、「朝鮮半島とその周辺には米国と敵対勢力のさまざまな戦争演習騒動と各種の先端武装装備の相次ぐ投入によって『戦争エネルギー』が過剰蓄積されて爆発直前に至っている」と非難した。

また、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾訴追案の発議を求める国会国民同意請願への参加が100万人を越えたことに言及し、「最悪の執権危機に追い込まれた尹錫悦とその一味は、情勢激化の空間で『非常脱出』を試みている」と指摘した。

そのうえで、「戦争狂が朝鮮民主主義人民共和国の主権を侵害したり宣戦布告となる行動を強行したとわれわれの基準に従って判断される場合、朝鮮憲法がわが武装力に付与した使命と任務は直ちに遂行されるであろう」と強調した。