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北朝鮮・黄海道(ファンヘド)の食糧危機に拍車がかかっているとの証言が伝わっている。日本のアジアプレスが7日から連載している特別企画記事によれば、黄海道で餓死者が続出しているという。

現地の40代の女性は「『苦難の行軍』時代よりも状況が厳しい。3年前から食糧事情が悪化しだしたが、黄海北道沙里院市の駅の待合室は老若男女を問わずコチェビ(物乞い)であふれかえっている」と伝えた。

黄海南道(ファンへナムド)に住む30代の男性は「農民の栄養失調が蔓延しており、餓死者も発生している。農業は全く機狽オていない」と話した。一部では空腹に耐えかねず人肉を食べる人が現れたとの証言もある。

最近、黄海道地域を訪問した咸鏡北道(ハムギョンブクト)出身の男性は「海州(ヘジュ)市で毎日餓死者が発生していると黄海道の人から聞いた。米の産地である黄海南道でこのような事態が発生しているということ自体驚きだ。むしろ咸鏡北道の食糧事情の方がましでは」と話した。