北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が19日、訪朝したロシアのプーチン大統領と会談を会談を行った。朝鮮中央通信が20日、伝えた。
金正恩氏はプーチン氏錦繍山(クムスサン)迎賓館で両国の国旗を背景に記念写真を撮り、会談を行った。
会談には、北朝鮮側から金徳訓(キム・ドックン)内閣総理、崔善姫(チェ・ソニ)外相、朴正天(パク・チョンチョン)朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長(党中央委員会書記)、金成男(キム・ソンナム)労働党中央委員会国際部長、尹正浩(ユン・ジョンホ)朝ロ政府間貿易・経済および科学技術協力委員会朝鮮側委員長、任天一(イム・チョニル)外務次官が出席した。
ロシア側からは、ロシア連邦のセルゲイ・ラブロフ外相、デニス・マントゥロフ政府第1副首相、アレクサンドル・ノバク政府副首相、ユーリー・ウシャコフ大統領対外政策担当補佐官、アンドレイ・ベロウソフ国防相、アレクサンドル・コズロフ天然資源環境相兼ロ朝政府間貿易・経済および科学技術協力委員会ロシア側委員長とその他の随行員、アレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使が出席した。
金正恩氏は、「帝国主義の覇権政策を粉砕して世界の戦略的安定と均衡を維持し、平和な多極世界を建設する上でロシア連邦が担っている重要な使命と役割を評価し、朝鮮民主主義人民共和国政府は時々刻々変わる複雑多端な国際政治情勢に対処してロシア指導部との戦略的疎通をより緊密にし、不敗の朝ロ友好と団結の磐石を強化していく」と述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面プーチン氏は、「平等と相互尊重の原則に基づく強固な友好と緊密な善隣関係がロシア連邦と朝鮮民主主義人民共和国をつないでいると述べ、今回の会談が非常に効果的なものになる」との確信を表明した。
会談では、「朝鮮半島地域の安全環境を重大に脅かす米国とその同盟勢力の無責任で不当な挑発的行為が、朝鮮民主主義人民共和国の主権的権利と安全利益、地域と世界の平和と安定に及ぼす否定的影響に対するロシア政府の慎重な懸念が示され、ウクライナでの特殊軍事作戦に関連してロシア政府と人民に送る朝鮮民主主義人民共和国政府と人民の全面的な支持と連帯が再確認された」という。
全員会談後、金正恩氏とプーチン氏が約2時間、単独会談を行った。会談後、金正恩氏とプーチン氏はプレゼントの交換を行った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面会談後、プーチン氏の訪朝を歓迎する儀式が金日成広場で挙行された。
儀式には、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理(国務委員会副委員長)、崔龍海(チェ・リョンヘ)国務委員会第1副委員長(最高人民会議常任委員会委員長)、崔善姫(チェ・ソニ)外相をはじめ、朝鮮労働党中央委員会の各書記、強純男(カン・スンナム)国防相をはじめとする国防省の指揮メンバーらが出席した。
金正恩氏とプーチン氏が壇上に上がると、ロシアと北朝鮮の国家が流され、21発の礼砲が撃たれた。つづけて、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)儀仗隊の分列行進が行われ、空軍飛行隊がロシア連邦の国旗を象徴する三色の煙霧を吹き出しながら上空を通過した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏とプーチン氏はオープンカーに乗り、群衆の前を通り過ぎた。