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1995年はいわゆる「苦難の行軍」と呼ばれる大飢饉が起こった年である。1995年から1999年の間に生まれた世代のことを「失われた世代」と呼ぶ。「肉体、知識、道徳を失ってしまった」という意味である。

彼らは「国家システム」が完全に崩壊した直後に生まれ、乳幼児の時期には「栄養及び医療の空白」を、10代の時期には「教育と価値観の空白」を経験した。片や成長過程においては全身で「市場化現象」を体験し、前世代に比べ個人主義と利己主義が強く遵法精神に対する認識も欠けるという指摘がある。

人々の間では、兵役に合格した青年たちを見て「朝鮮の遺伝子はなぜ小さくなっているのか」「お遊戯をする子供みたいだ」と同情する声が上がっている。

入隊すればそのうち2〜3センチは伸びるから、基準を多少下げても関係ないとする軍事動員部幹部の説明に、「背が伸びるわけがない、栄養失調にならないだけマシ」と揶揄する声も上がっている。