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北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)は8日、多臓器不全で7日に死亡した金己男(キム・ギナム=94歳)元朝鮮労働党中央委員会書記を弔問した。朝鮮中央通信が伝えた。

1929年生まれの金己男氏は、金日成主席から正日、正恩氏の3代にわたって体制中枢にあり、最高指導者の偶像化などのプロパガンダを管轄した。党中央委員会政治局常務委員会の各委員と朝鮮労働党中央委員会の各書記が弔問し、金正恩氏名義の花輪が献じられた。

金正恩氏は、「わが党思想部門の有能な活動家として生の晩年まで朝鮮労働党の偉業に限りなく忠実であり、党中央を中心とする全党と全社会の一心団結を全面的に打ち固め、党の思想建設と指導力強化のために献身した老革命家を失った悲痛な気持ちを抱いて金己男氏のひつぎを見て回った」と同通信は伝えた。