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北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が10日、金正日軍政大学を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。

金正日軍政大学は、対南工作員や武装戦闘員の養成機関である。朝鮮労働党政治学校が金星政治軍事大学となり、金正日軍政大学に改称されて現在に至る。

朝鮮労働党中央委員会の朴正天(パク・チョンチョン)書記(党中央軍事委員会副委員長)、強純男(カン・スンナム)国防相、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長、国防省の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総顧問と党中央委員会の幹部らが同行した。

同通信は金正日軍政大学について「金日成主席の遠大な構想に従って1973年3月7日にその歴史的使命を遂行し始めた軍政大学はこれまでの50余年間、朝鮮労働党の軍事教育革命方針を忠実に貫徹してわが軍隊の中核指揮メンバーを数多く育成することによって、チュチェ偉業の純潔な継承と力強い前進に特出した貢献をし、わが国の軍事教育機関を代表する大学の上の大学として教育事業と科学研究をはじめとする全ての面ではっきりとした進歩を遂げながらチュチェの軍事教育と強兵建設を力強く牽引してきた」と伝えた。

金正恩氏は、学生たちの作戦戦術講習を参観し、教育方法研究および訓練室、寝室、食堂、作戦研究室をなどを見て回り、「金正日軍政大学は金日成軍事総合大学と同様、わが軍の強固な元手であり、強兵建設の成敗とわが革命の前途にかかわる重大な戦略的拠点である」と述べた。

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また、「暴力と武力衝突の多発的な拡大によって甚だしく過熱している複雑多端な国際情勢と不確実かつ不安定なわが国家周辺の軍事・政治情勢について概括しながら、今はいつよりも戦争の準備に一層徹底しなければならない時である、われわれは単にありうる戦争ではなく必ず勝つべき戦争により確固に、より完璧に準備されなければならない」と強調した。

そのうえで、「もし敵がわれわれとの軍事的対決を選択するなら、われわれはわが手中の全ての手段を躊躇することなく動員して敵を必ず掃滅するであろう。大学では全軍の各級に思想的・精神的および戦闘的・道徳的優勢で、戦法的優勢で敵を圧倒する能力と気質を特質化、体質化した有能で多才多能な指揮官でいっぱい満たせるように教育事業でさらなる成果を収めなければならない」と述べた。

金正恩氏は、教職員、学生と共に記念写真を撮った。