北朝鮮の金正恩総書記が5日、完工を控えた和盛(ファソン)地区の第2段階1万世帯分の住宅建設場を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
和盛住宅地区1万世帯住宅建設計画は、朝鮮労働党第8回大会で示された「平壌市5万世帯住宅建設構想」と党中央委員会第8期第4回総会の決定に従ったもので、金正恩氏は、2023年2月24日に行われた第3段階の着工式に出席していた。
金正官(キム・ジョングァン)国防第1次官、朴勲(パク・フン)内閣副総理と設計機関の責任活動家、和盛地区第2段階1万世帯分の住宅建設に参加した責任活動家らが金正恩氏を出迎えた。
同通信は、和盛地区第2段階区域には「80ヘクタール余りの領域に1万世帯分に及ぶさまざまな形式の住宅が公共およびサービス建物、施設物とバランスを取って便利に配置され、主体性と民族性、現代性と芸術性がはっきり生かされるように建設された」と伝えた。
金正恩氏は、建設現場の各所を見て回り、建設状況を具体的に確かめ、「近代的な住宅がずらりと立ち並んだ壮大な新しい街の全景を眺めて、本当にすばらしい、和盛地区に人民の幸福の住まいがまた増えるようになった」と喜んだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、「施工で現れた一連の欠点を指摘し、早急に正すための対策を立ててやりながら、住宅の建設は人民の美しい幸福の基盤を築く第一の重大事であるだけに、遠い後日にも遜色がないように最上の水準で完工するという目標を掲げて、仕上げの工程まで質的に、完璧に締めくくるべきである」と強調した。
金正恩氏は、「来年に予定されている和盛地区第4段階の展望計画に関する具体的な方向」と「首都を最も美しい社会主義文明の発祥地、目覚しい人民の楽園に一層立派に転変させる上で指針となる重要原則とその実現のための綱領的課題」を示したという。