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かつての北朝鮮の大学では、制服から教科書、カバンに至るまで、すべてが国から支給されていた。北朝鮮が未だに誇り続けている「無償教育制度」だが、有名無実となって久しい。何も支給されなくなったため、学生たちは自分の好みや実家の経済力に合わせて自前のバッグを使うようになった。学生カバン、リュック、そして「横に背負うカバン」など様々だ。

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「最近の大学生は、南朝鮮のドラマをよく見るので、ストラップの長いバッグを横掛けにして持ち歩くことを好む」というのが情報筋の説明だが、韓国の若者の一部で、おしりが隠れるほどストラップを長くしたバッグが確かに流行っているようだ。

上からの押しつけを嫌い、表向きは従うフリをしても、裏ではやりたい放題の北朝鮮の若者のことだけあって、太陽節が過ぎて取り締まりが終われば、また何食わぬ顔で「横に背負うカバン」を持ち歩くことだろう。

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一方で当局は、新学期を迎えて全国の小中高校の児童、生徒にリュックサックを支給したが、数が足りず、農村から進学した苦学生、兵役上がりの貧乏学生を除く半数の大学生には支給できなかった。