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北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が13日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)戦車兵大連合部隊間の対抗訓練競技を指導した。朝鮮中央通信が伝えた。

朝鮮労働党中央委員会の朴正天(パク・チョンチョン)書記(党中央軍事委員会副委員長)が同行し、現地で強純男(カン・スンナム)国防相、李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長と国防省の官僚、軍総参謀部の戦車局長、軍戦車兵大連合部隊の指揮官たちが出迎えた。

金正恩氏は監視台で競技を観戦し、「地心を揺るがしながら疾風のごとく突き進む各鉄馬の熾烈な進撃の姿を満足げに眺めながら、本当に壮観である、わが軍隊の気質的な勇敢さと胆力が力強く前進するあの各戦車の壮大な気概に全て凝縮しているようであると喜びに満ちて述べた」と同通信は伝えた。

競技では、近衛ソウル柳京守(リュ・ギョンス)第105戦車師団が優勝した。同師団の元の名称は「第105戦車旅団」で、日本からの解放後に金日成主席が組織した北朝鮮軍の最初の戦車部隊。朝鮮戦争(1950〜1953)が勃発して3日間でソウルを占領したとされる。

金正恩氏は、優勝した第105戦車師団を成果を祝い、「近衛ソウル柳京守第105戦車師団は敵の首都を占領した誇らしい歴史があり、伝統がある部隊である、戦火の近衛戦車兵たちの不屈の精神と英雄的気概がこんにち、新世代の戦車兵たちの戦闘精神にもそのまま高鳴っているのが何よりもうれしい」と述べた。

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また、「今日、戦車兵対抗競技で初めてその驚くべき戦闘的性能を誇示しながら姿を現した新型主力戦車が極めて優れた打撃力と機動力を立派に見せたことにも満足を禁じえず、わが軍隊が世界で一番威力ある戦車を装備するようになるのは大きく自負するに値することである」と述べた。

金正恩氏は、自ら新型主力戦車に乗って「操縦桿をしっかり握りしめて直接戦車を運転しながらわが軍隊の戦車兵たちの天をつくような戦闘的士気と気勢を一層高揚させ、確たる対敵観、戦争観を深く刻み付けさせた」という。

金正恩氏は第105戦車師団の戦車兵らと記念写真を撮った。