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北朝鮮の金正恩総書記 (国務委員長)は8日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)創建76周年を記念して国防省を訪問し、祝賀演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は先月開かれた最高人民会議(日本の国会に相当)で、南北関係と統一政策を見直すと明らかにした。今回の演説でも「韓国傀儡一味をわれわれの前途において最も危険な第一の敵国、不変の主敵と規定し、有事の際、傀儡一味の領土を占領、平定することを国是として決定したのは、わが国家の永遠なる安全と将来の平和と安定のための最も正当な措置です」と延べ、改めて南北統一を放棄する意思を示した。

また、「今われわれの国境線の向こうでは、戦争熱に浮かされ狂気になっている突然変異した連中が政権を握り、銃口を向けてわが国家の安全を脅かしています。戦争は事前に広告を出して引き起こすものではないということを今一度銘記しましょう。常に臨戦態勢を維持しなければなりません」と強調した。

そのうえで、「敵が敢えてわが国家に対して武力を使用しようとするなら、歴史を変える勇断を下し、われわれの手中にある全ての超強力を躊躇することなく動員して敵を掃滅するでしょう」と主張した。