北朝鮮で27日、朝鮮労働党中央委員会第8期第9回総会拡大会議の第2日会議が行われた。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩総書記が「2024年度の闘争方向に関する綱領的な結語」を述べた。
金正恩氏は結語で、「5カ年計画遂行の明白な実践的保証を確保すべき画期的な年である2024年に革命と建設の各方面でとらえていくべき戦闘的課題」を打ち出した。5カ年計画は、2021年1月に開かれた第8回党大会で策定された。
金正恩氏は、「金属、化学、電力、石炭、機械など基幹工業部門と軽工業、建設をはじめ、経済の全般において強力に推進すべき重点課題」「農村住宅の建設をはじめ農村振興を加速させるための党的、国家的措置と農業に引き続き大きな力を入れて農業生産を高い水準で安定化させる問題、国土環境保護事業、都市経営事業の改善を着実に推進し、首都市民により文明的で豊かな生活条件を提供する上で必須的でかなめの事項」「対外経済事業を拡大し、発展させるための方向」などと述べた。
さらに、「史上前例のない米国と追随勢力の反朝鮮対決策動によって極に至った朝鮮半島の重大な政治・軍事情勢に対する深い分析に基づいて、人民軍と軍需工業部門、核兵器部門、民防衛部門が戦争準備の完成に一層拍車をかけるための戦闘的課題」を示し、「急激な変化が起きる国際政治地形に備えて反帝・自主的な国との戦略的協力関係を拡大して発展させ、国際的規模で反帝共同行動、共同闘争を果敢に展開しようとするわが党の自主的原則を明示し、対外・対南事業部門の活動方向」を明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面金正恩氏は、「わが党の組織的・思想的基礎をより強固にし、党の思想活動を発展する現実の要求に即して革新する上で提起される重要問題」を強調したという。