北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外相は30日、米国などが北朝鮮に非核化を求めるのは「主権国家の内政に対する露骨な干渉」だとする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮は26、27両日の最高人民会議(国会に相当)で憲法への「核武力政策」の明記を決定。米国などはこれを受け、29日に国連安保理の非公開会合を招集した。
崔氏は談話で「米国がわれわれが核を保有する数十年前から朝鮮半島地域を核化し、朝鮮民主主義人民共和国に対する核威嚇を絶えず増大させてきたので、やむを得ずわれわれも核を持たなければならなくなったというのが、消すことも、修正することもできない歴史である」として、核武装を正当化。
続けて「米国という帝国主義の実体が存在する限り、核保有はわが国家の運命的選択である」と強調した。