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北朝鮮で「7総局」といえば、社会安全省(警察庁)傘下の工兵部隊のことだ。道路建設を主に担う8総局と合わせて推定8万人もの兵士が所属しており、国家対象建設(国レベルで行う大規模工事)を行っている。

この7総局で腕を磨いた元軍人たちは、住宅の内装工事を行って生計を立てている。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

北朝鮮で新築住宅は、内装工事がされていない状態で入居者に引き渡されるのが一般的だ。壁紙を貼ったり、リノリウムを敷いたりするのは、入居者が自費で行う。7総局出身の除隊軍人たちは、このような工事を引き受けているという。

内装工事を行う業者はコロナ前にも存在した。当時は富裕層を中心に、贅沢な資材を使って部屋をおしゃれに飾ったり、大々的な構造の変更を行ったりしていた。経済難の今では、主にセメントの壁を平らにしたり、キッチンにタイルを貼ったりなど、家がみすぼらしく見えない程度の工事を行うだけだという。

(参考記事:韓流ドラマが北朝鮮のマンションの構造を変えた!

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そのせいで彼らの収入も減ってしまった。コロナ前には1カ月に3000元(約6万円)から4000元(約8万円)、多い月には1万元(約20万円)以上儲かっていたが、今ではせいぜい1500元(約3万円)止まりだという。とはいえ、日々の糧にも事欠く人が少なくない今、それだけの収入があれば、なんとか暮らしていけるだろう。

「兵役を終えてシャバに戻ったが、家は火の車で飢える直前。あちこち声をかけ、腕のいい除隊軍人どうし集まって仕事を始めた。最初は受注がなかったので値段を大幅に下げたが、心を込めて工事をしたら口コミが広がって客も増えた。今では月に400元(約8000円)から450元(約9000円)くらいの稼ぎがあり、なんとか食っていける」(除隊軍人)

情報筋も、彼らの技術の高さが評判になっているとして、「散々苦労したせいか、カネにうるさくなく、注文した人の事情に合わせて料金を受け取っており、さらに客が増えている」と、良心的な商売をしていると称賛した。

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なお、軍人やその家族の商行為は禁じられている。商売をするためには、軍人を辞めなければならない。

(参考記事:金正恩の「別荘建設」担当の軍部隊、リモデルビジネスがバレて摘発