北朝鮮の金正恩総書記は28日の海軍節に際して朝鮮人民軍海軍司令部を訪問し、祝賀演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は演説で、海軍力の強化は「最近、敵の侵略的企図と軍事行動の性格を見ても、極めて切実な問題として提起される」と指摘。
続けて「米帝は最近、朝鮮半島の周辺水域に核戦略装備を常時配置の水準で増強展開する一方、わが周辺の海域で追随勢力との合同海上軍事演習にいつよりも熱を上げている」と主張した。
また、「米国と日本、『大韓民国』のごろつきのかしらが集まって、3者の各種合同軍事演習を定期化することを公表し、その実行に着手した」としながら、「米国をはじめとする敵対勢力の無謀な対決策動によって今、朝鮮半島水域は世界最大の戦争装備集結水域、最も不安定な核戦争危険水域に変わってしまった」との認識を示した。
さらに「現情勢は、わが海軍が戦争準備の完成に総力をあげて常時臨戦態勢を維持し、有事に敵の戦争意志を破綻させて最高司令部の軍事戦略を貫徹できるように準備されることを要している」と強調した。
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また、27日に行われた祝賀宴には海軍司令官の金明食(キム・ミョンシク)海軍大将、海軍司令部政治委員のキム・チャングク海軍中将をはじめとする海軍司令部の軍部・政治指揮官と海軍東・西艦隊長、水上および水中艦船戦隊長と特種作戦部隊の指揮官が招待された。