北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、セルゲイ・ショイグ国防相が率いるロシアの軍事代表団が25日、平壌に到着したと報じた。北朝鮮が「戦勝節」として祝う朝鮮戦争の休戦協定締結から70年を迎える27日に合わせたもので、軍事パレードの参観などを行うと見られる。
北朝鮮が2020年1月に新型コロナウイルス対策で国境を封鎖して以降、初めての外国の代表団の訪問となる。中国共産党の李鴻忠政治局員が率いる代表団も26日に平壌入りすると見られる。
空港では強純男(カン・スンナム)国防相と朝鮮人民軍の鄭京択(チョン・ギョンテク)総政治局長、朴寿日(パク・スイル)総参謀長、任天一(イム・チョニル)外務次官らが出迎えた。
同通信は代表団の訪問が「反帝・自主の道で固く結ばれた戦略的で伝統的な朝露友好関係を時代の要求に即してさらに新しい高い段階へ強化し、発展させる上で有意義な寄与をする」と意義を強調。
また「帝国主義者の強権と専横に立ち向かって国家の主権的権利と発展利益を守り抜き、国際的正義を実現するために戦うロシア軍隊と人民に対する戦闘的敬意と全面的な支持」を表明し、ロシアのウクライナ侵略を支持する立場を改めて鮮明にした。