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北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外相が11日、米国がロシアの侵攻を受けているウクライナにクラスター爆弾を供与したことに対し、「特等戦争犯罪国、大量破壊兵器拡散国」と非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

米国のバイデン政権は今月7日、ウクライナ軍の反攻を支援するためクラスター爆弾を供与すると明らかにした。クラスター弾は殺傷力が高く、民間人巻き添えの危険性が大きい。2008年のオスロ条約で使用・開発・製造・貯蔵が全面的に禁止されていることから、今回の供与に対して、NATO(北大西洋条約機構)の一部の加盟国からは反対する立場も表明されている。

談話は、「米国がこのような致死性兵器をウクライナに提供することを決定したのは極めて危険な選択であり、侵略と殺戮を国策、生存方式としている平和屠殺者としての正体を再度自らさらけ出したことになる」と述べた。

また、「自分らの覇権維持のためなら平和的住民の生命などは眼中にない特等戦争犯罪国、大量破壊兵器拡散国としての米国の厚顔無恥な振る舞いを世界に再びはっきり示している」と非難した。

さらに、「米国こそウクライナ事態を意図的に長期化させている元凶であり、世界の平和と安全を害する『人類の恐ろしい敵』であることを明白に実証している」と強調した。

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そのうえで、「私は委任によって、わが共和国政府の名でウクライナに大量破壊兵器を提供することにした米国の決定を世界を新しい惨禍の中に追い込もうとする危険極まりない犯罪行為として峻烈に糾弾し、それを直ちに撤回することを強く要求する」と述べた。