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北朝鮮のサッカー協会は29日、来月からオランダで開かれる第14回世界軍隊女子サッカー選手権大会をめぐり、同国政府が選手団へのビザ発給を拒否したことを非難するスポークスマン声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

同大会は6月27日から開催予定。北朝鮮サッカー協会のスポークスマンによると、オランダ政府が大会に参加することになっていた北朝鮮選手団の入国ビザの発給を「正当な理由もなく拒否する不正常の事態が発生した」という。

声明は、「朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会は、わがスポーツマンの国際競技参加を不当に遮るオランダの汚らわしい行為を政治的敵対行為として強く糾弾する」と非難した。

また、「国際軍事スポーツ理事会は、今回発生した不正常の事態の重大さについて深刻に省みてスポーツの健全な発展と独自性、非政治化を実現し、これに背馳する行為を当然、問題視すべきであろう」と主張した。

そのうえで、「オランダの不当な行為によって政治化された第14回世界軍隊女子サッカー選手権大会に参加する必要を全く感じないし、従って選手団を派遣しないであろう」とし、「オランダは、スポーツを不純な目的で政治化する自国の非友好的で不当な行為に対して必ず責任を負うことになるであろう」と強調した。