同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮サッカー協会代弁人が談話発表

【平壌５月２９日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会のスポークスマンは２９日、次のような談話を発表した。

最近、オランダ政府が第１４回世界軍隊女子サッカー選手権大会に参加することになっていたわが選手団の入国ビザの発給を正当な理由もなく拒否する不正常の事態が発生した。

これは、スポーツにおける差別を根絶し、全ての国・地域のスポーツマンが同等な資格で国際スポーツ競技に参加するというオリンピック運動の根本理念と「スポーツを通じた友好」という国際軍事スポーツ理事会の座右の銘に背馳(はいち)する極めて重大な行為である。

朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会は、わがスポーツマンの国際競技参加を不当に遮るオランダの汚らわしい行為を政治的敵対行為として強く糾弾する。

人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

スポーツは、国と人民の間の平和と友好を図ることに寄与しなければならない。

いかなる理由によっても、スポーツの政治化は正当化されない。

オランダ政府の行為は、「団結友好、公平競争、相互理解」を理念とするスポーツの崇高な使命に対する冒瀆(ぼうとく)であり、わがサッカー選手団の今回の競技大会参加を快く思わない敵対勢力の策動に同調する卑劣で汚らわしい仕打ちである。

人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

国際軍事スポーツ理事会は、今回発生した不正常の事態の重大さについて深刻に省みてスポーツの健全な発展と独自性、非政治化を実現し、これに背馳する行為を当然、問題視すべきであろう。

神聖なスポーツ精神を蹂躙(じゅうりん)したオランダは、国際スポーツ祭典を主催する道徳的資格がない。

朝鮮民主主義人民共和国は、オランダの不当な行為によって政治化された第１４回世界軍隊女子サッカー選手権大会に参加する必要を全く感じないし、従って選手団を派遣しないであろう。

人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

オランダは、スポーツを不純な目的で政治化する自国の非友好的で不当な行為に対して必ず責任を負うことになるであろう。－－－