人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、北大西洋条約機構(NATO)が日本に連絡事務所の設置を検討していることを非難する個人名の論評を配信した。

論評は外務省日本研究所の金雪花(キム・ソルファ)研究員名義で、「日本が追求するNATOとの軍事的共謀・結託の終着点はどこか」と題されたもの。朝鮮中央通信は10日にも、岸田文雄首相の訪韓を非難する同氏名義の論評を配信していることから、ここ最近の日本の動きに警戒していることがうかがえる。

論評は、「日本は、NATOに独立的な政府代表部を新設し、北大西洋理事会会議をはじめNATOが主管する会議に定期的に参加し、NATOとの安保協力範囲を宇宙およびサイバー空間などに拡大しようとする企図を露骨にさらけ出した」と述べた。

つづけて、「日本NATO密着関係の背後に『アジア版NATO』をつくり上げてアジア太平洋地域で覇権的地位を維持してみようとする米国の黒い影が徘徊しているという事実である」と指摘した。

さらに、「このような米国を後ろ盾にしてNATOという招かれざる客を引き込んででも周辺諸国をけん制し、軍事大国化を実現してみようとするのが日本が狙う下心である」としながら、「日本が機会あるたびに『今日のウクライナは明日の東アジア』『台湾の有事は日本の有事』などを大げさに言い立てているのは、なんとしても地域に対するNATOの軍事的介入を合理化してみようとする腹黒い下心から発したものである」と主張した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

そのうえで、「日本が戦争と対決の代名詞であるNATOとの軍事的共謀・結託を強めるほど、地域の平和と安定を破壊し、列島の不安定と不可逆的な孤立を招くようになるだけである。日本は外部勢力との軍事的結託と軍事大国化がすなわち、第2の亡国になるということを銘記すべきである」と強調した。