人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

コ・ヨンヒ氏の偶像化事業は、断続的に進められてきた。

人民軍出身のある脱北者は23日、デイリーNKとの通話で「2003年初めから人民軍では隊列合唱の際にコ・ヨンヒを象徴する『平壌の母』を歌ったが、上部が強調しなかったので2006年末から徐々に歌わなくなった」と述べた。

咸鏡北道出身のある脱北者も「区域党幹部からのコ・ヨンヒに対し『将軍様の妻』と表現するのではなく、『平壌の母』と表現せよとの指示があった」と伝えた。

軍内部では、2000年代初めにコ・ヨンヒの死亡前(2004年)までの講演資料で「尊敬する母上様」と表現されていた。そして、最近ではコ・ヨンヒを象徴する詩を再び人民軍に広めている。

金正日は、金正淑を金日成、金正日と並ぶ三大将軍として偶像化している。また、抗日女性英雄、革命の母などのスローガンで住民の忠誠心を鼓舞したが、これは金正日自身が7歳のときに死んだ母を強く恋しがる心情が込められていると思われる。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

金正恩も22歳の時に母親を失い、自身を後継者に創り上げてくれた母親への恋しさから偶像化に力を入れる可能性が高い。