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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、朝鮮労働党中央軍事委員会第8期第5回拡大会議が行われ、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)を農村支援に動員することなどについて討議したと報じた。

北朝鮮では従来から、田植えや収穫時などに軍が農村支援に投入されてきた。今回の拡大会議では、軍によるより長期・広範な農村支援が討議されたと見られ、北朝鮮の食糧難の深刻化を裏付ける動きと見ることもできる。

同通信によれば、金正恩総書記が指導した同会議では「(党が)先決的かつ戦略的な最重大事として掲げた農村問題解決の重要性と現在の農村建設進行の実態を再び確認し、社会主義農村建設の中・長期的な発展方向と目標がはっきり示された」ことに応じ、農村振興と地方建設を加速させるため「軍の活動方向と具体的な任務を確定したし、その実行に関連する組織的・機構的対策と兵力利用方案を討議し、当該の決定を全会一致で可決した」という。

また、「米国と南朝鮮の戦争挑発策動が刻一刻重大な危険ラインへ突っ走っている現在の情勢に対処して国の戦争抑止力をより効果的に行使し、威力あるものに、攻勢的に活用するための重大な実践的措置が討議、決定された」という。

金正恩氏は会議で「人民が実質的に期待し、思い描く理想を目前の現実として与えるための社会主義農村建設と経済発展の聖なる戦域でわが人民軍は当然、闘争の主体になり、手本に」なるべきだと述べた。