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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、NATO(北大西洋条約機構)事務総長の日韓訪問を非難する国際政治研究学会のキム・ドンミョン研究員による論評を配信した。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、29日から30日にかけて韓国を訪問後、30日に来日し岸田総理大臣と会談する予定だ。

こうした動きに対して、キム・ドンミョン氏は29日、「NATO事務総長の訪問は『アジア版NATO』の創設をあおり立てるものか」と題する論評を発表した。

論評は、「NATOが欧州防衛に限られた自分らの勢力圏を世界の戦略的中心に浮上したアジア太平洋地域にまで拡大してみようとしつこく試みてきたことは周知の事実である」とし、「昨年4月と6月、NATO軍事委員会の委員長が南朝鮮と日本を各々訪問してより緊密なパートナーシップと軍事協力を謀議したのに続いて、6月末にはスペインのマドリードで行われた首脳会議に史上、初めて南朝鮮と日本を参加させた事実がこれを立証している」と述べた。

また、「米国と西側の戦車提供の決定によってウクライナ事態が新たな峠を迎えている時に、南朝鮮と日本を訪問したNATO事務総長が今回も、両国に『中国脅威論』を絶えず吹き込んで『アジア版NATO』創設の必要性を再三強調し、対ウクライナ軍事支援に消極的に臨んでいるのを厳しく戒め、圧力を加えるのは火を見るより明らかである」と指摘した。

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そのうえで、「NATO事務総長による南朝鮮と日本の訪問は、アジア太平洋地域に『新冷戦』の暗雲を引き寄せる対決訪問、戦争の前奏曲である」と強調した。